『ヒプノセラピー体験談2011.5.27 東京都36歳男性T.S』
きっかけは「性的なことに対する罪悪感をなくしたい」というものでした。 少年の頃に自慰を始めた時からずっと罪悪感があって、終わった瞬間に我に返って「いけないことをまたしてしまった」という嫌な気持ちになってしまう。 中学生時代も自慰の話をするとバカにされてみんなの笑いものにされた友人がいたので、その友人を見てからは誰にも性的な話を相談できなくなってしまった。なんでか分からずに困ったし、自分を責めていることをやめたかった。 これまでの経緯を細かく聴いてくださり、その後にヒプノセラピーが始まりました。 初めに、自分が理想とする快適な場所をイメージしました。 そこは南の島で、リゾート地のコテージでした。 そして、先生の誘導で初めに現れた僕の人生のあるシーンは、3歳の時に迷子になっていた秀君でした。どうしていいかわからなくて、神さまに裏切られた感じで錯乱して混乱している。 先生「そうしたら、どうなりましたか?」 そこから色々なシーンへどんどん移動していきました。 その次のシーンは、生まれる前。 ウォータースライダーの上から地球を見てお母さんを選んでいるのです。 あの小さくてちょこちょこしているお母さんが楽しそうで、あんな風に動いてみたくて、そしていやっほーといってウォータースライダーを降りていってました。お母さんのおなかの中。ちょっぴり狭いけど、快適な感じがしました。 産まれる瞬間。 おお~!産まれた。肉体ってめっちゃ小さくて窮屈だわ(笑)でもちょこちょこ体を動かせるのってやっぱり面白いわ。そして、不自由だなあ(笑) 宇宙にいた時はどこへでもどの次元へもすぐに飛んで行けるのに、 「ご両親は秀君が生まれてどんな感じですか?」 「えっと、母はとっても喜んでいます。姉が生まれる前に空に戻っちゃったから余計ね。」 その次は歩行器で歩いている秀君。 先生「お父さんに何か伝えたいことある?」 突然胸がこみ上げて嗚咽してしまう。 そして、「言えないもん。言えないもん。」って言ってる。 「僕、お父さんと一緒に走りたかったんだ。でも、お父さん心臓悪いから 走ったら死んじゃうかもしれないから、走りたかったけど言えなかったんだよ」先生「お父さんは何て言ってますか?」 「今までは何か我慢してるの分かってたけど、何に我慢してるか分からなかったから、言ってくれてうれしいな。一緒に公園に行くことにします。ちょうど公園には少し年上のお兄さんがいて一緒に走ってくれるみたいです。秀君も喜んでます。」 先生「お父さんはずっと見ていてくれるんですか?」 「はい。ずっと見ています」 「いっぱい走ってとっても満足しています」 この後、プールにも連れて行ってもらった。父は見守ってくれて、ビキニのお姉さんが遊んでくれた。 そして、次のシーン。 「小学4年生の時、プールの授業で教室で着替えをしています。 初めて女の子に性的ななにかを感じてむずむずしています。 こんなの初めてで、でもなんかワクワクする感じがしてる。 そしたら、家に帰ってからでパジャマを汚してしまった。 お母さんから「どうしてパジャマが汚れてるの?」って言われた。 そうか、そうだったのか。初めての自慰を否定されたんだ。 しかも「パジャマを汚す」ということでそりゃあ罪悪感になるよね。お母さんは秀君が男の子になるのが嫌だったんだね。ずっと赤ちゃんのままでいて欲しかったんだ。 母「男の子とのことはわからないのよね。自慰なんて健全な成長に悪影響だし」 先生「お母さんを説得できそうですか?」 これ、無理です。とても性的成長をわかってもらえません。 先生「じゃあ、パジャマを自分で洗うことにしたら?洗濯機に自分で入れるの。 自分でパジャマを洗濯するってお母さんに言ったら、お母さんは何て言うかしら?」 ああ、喜んでいます。自分で洗濯機にパジャマ入れるの偉いねって言ってます。 先生「次はどこですか?」 今度は小学校6年生の教室です。 放課後、廊下で女の子のブルマに性的興奮を感じています。罪悪感。だって昼間に女の子に向かって「ブルマ貸して」って言ったら怒られるもん。 先生「いつ頃まで続いたんですか?」 中学3年生までですね。 先生「大人のTさんはこの出来事をどう思いますか?」 う~ん。この時は小学生だし、まあブルマを盗んだわけじゃなくてちょっと借りてみてまた元に戻しているし、このくらいの悪いことならやったって良いんじゃないですか? 先生「良いことですか~。う~ん、じゃあここで、天使ちゃんの意見を聞かせてもらえますか?」(以前にエンジェルセラピーを受けたことがあり、普段からエンジェルとの対話していることを先に話していたため) 急に頭の中が天使ちゃんモードになり、天使ちゃんの声が聞こえました。 天使「それは、小さいころにお母さんに十分に甘えられなかったからです。お母さんと一緒にいたかったことが、女の子の匂いなど執着することになったん です。」 先生「お母さんに甘えられなくなった頃の秀君の様子を見に行きましょう」 それから、先生の誘導でお母さんに十分に甘えさせてもらえる自分をイメージしました。すると、心の中の秀君はスヤスヤと気持ちよさそうに眠りました。とても満足した気持ちになりました。 先生「じゃあ、さっきの小学校の教室に戻ってみましょうか?」 そうしたら、びっくりすることが起こりました。 さっきまであれほど執着してた女の子のブルマが、なんの変哲もない黒いパンツに思えました。性的興奮が全くなかった。ほんと、ただの黒いパンツでした(笑) びっくりしました。気持ちが軽くなっちゃいました。 そして、一番最初の道に迷った時の秀君のところに戻ったら、その時も、またびっくりしました。小さい秀君は、迷っているけど、自信と確信に満ちたりた満足顔なんです。 秀君「ぼく、道は分かんないけど、もうすぐ分かるから待ってるんだ」 いやあ、すごいです。神さまとつながって守られていることの確信が持てたんです。 最後に元のリゾート地に戻りました。 先生「今の心の感じはどんな感じ?どんな色?」 焼きたてのパンがふくらんでるみたいに、やわらかくて温かくてふわふわで赤とオレンジが混ざったような色でとても幸せに満ちていました。 セラピーはここで終了。 セラピー後も今後の方針を先生がご指導くださいました。 1.パジャマを洗うときは「僕がパジャマ洗うから安心してね」と話しかけてあげましょう。 2.寝るときはお母さんが小さい秀君と一緒に寝てあげるから安心なことを思い出しましょう。 3.お父さんが見てくれている気持ちで走ってみましょう。 そして、「毎日ちびっ子秀君に話しかけてあげてね。 パンを見たら、心の中でも焼きたてのパンがふくらむの感じを思い出しましょう。」 などと、今後のことまで細やかにご指導いただきました。 ぬいぐるみはインナーチャイルドを想像するのに良いみたいで、買おうって思いました。 自分に対する自信を持つことがとっても大切であることを教えてくださいました。 先生「自分に根本的な自信があれば、性的な行為をしてる自分にも自信が出るんですよ」 この言葉が、今日の答えにございました。 先生の誘導がなければ不可能な体験であるにもかかわらず、 「私は何もしていないんです。ただあなたの潜在意識が勝手にやってくれるんですよ」 というご謙遜がとても印象に残りました。 自分の中への心の旅、っていう感じでした。 ありがとうございました。 以上です。 |
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