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ヒプノセラピーの手法って?
ヒプノセラピーで行うことは大きく2パターンに分けられます。
スッパリとどちらかだけではなく、両方の方法を
使う必要がある場合がほとんどです。

一つは退行催眠などで用いる、
クライアント自身が潜在意識の中を探る方法です。

催眠状態では潜在意識との行き来が楽にできるために
心に眠っているたくさんの情報を引き出すことができます。
自由に連想しているようですが、潜在意識が
今のあなたに必要な場面を選び、
そこへ連れて行ってくれるような感覚です。

自分自身から必要な情報を引き出し、学ぶのです。
この場合はセラピストはクライアントの意思に寄り添い、
もたらされる情報を取材するような姿勢をとります。

もう一つはイメージ療法などで用いる
潜在意識に暗示を与える方法です。

催眠状態にある場合、小さな子供の頃と同じように
外からの情報が影響しやすくなっています。
これはセラピストの良心を試される時でもあり、
クライアントとセラピストの信頼関係がないと
良い結果はもたらせません。

潜在意識はとても素直な子供だと思ってください。
なので、問題点について「そうじゃないよ、こうだよ。」
と教えてあげるととても素直に聞き入れます。

ただし、顕在意識が完全に眠っているわけではないので
あなたが嫌だと思うことは跳ね除けることも出来ます。
顕在意識も同意できる事柄しか聞き入れることは出来ません。

なので、暗示で改善させていく方向性の場合は
事前にどういう暗示が必要かよく話し合って決めます。
またはその場で潜在意識に何が必要かを問う場合もあります。

顕在意識では「本当に変わったのかな?」という感覚が
残っている場合は多いのですが、潜在意識に聞き入れられた情報は
驚くほど深く刻み込まれていることを知ることになるでしょう。

催眠ショーで行われているような、おかしな暗示をかけられる
ような心配は全く不要です。あれはあくまでもショーと出演者です。




テーマ:潜在意識 - ジャンル:心と身体

【2009/02/19 17:17】 | ヒプノセラピーの説明 | page top↑
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